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 今日は嬉しいいただきものがありました。

  八ヶ岳でご縁をいただいた方が自家農園の鬼灯(ホオヅキ)をお送りくださったのです。
  
  鬼灯と言えば、子どもの頃、茅ケ崎在住の大叔父の花卉農園でつくっていた鬼灯をもらったのを思い出します。

  鮮やかなオレンジ色をした鬼灯で、当時は飾るためにより、子どもの遊びのためにと貰ったように思います。

  口に含んでピーピーと鳴らすためにはヘタを外して穴が開いた部分を破らないようにして実を取り除かなくてはですが、実をクチュクチュもみほぐし、穴から出すのは短気な子には根気がいることでした。

  しかも何個か失敗してやっと破れずに種を取ったのに全く鳴らすことが出来なかったというほろ苦くも懐かしい思い出があります。

  ついでに言うと生まれ故郷の横須賀界わいで夏休みに海で買ってもらった海鬼灯も全く鳴らすことが出来なかった不器用者でした。

  残念な思い出のある鬼灯と違い、近年夏休みの八ヶ岳で目にするようになったフルーツ鬼灯は何の準備もなく口に入れて大丈夫な嬉しい鬼灯です。

 しかもおいしい!

 この夏三分一湧水館で一度だけ目にして即買った鬼灯はジャノヒゲの実サイズでしたが、いただいたこちらは大叔父から貰ったのと同じくらいの大粒です。

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 大事に包まれたツヤツヤの宝石みたい。

 口に入れると甘い、酸っぱい、ちょっとだけぶどうを思わせてくれる味ながら、コクがあると言いますか、ブドウよりしっかりした存在感のある味わい。

  しかもですね、ブドウと違って手がベタベタしたり、種を出さなきゃだったりはなくパクっといただけます。

  なんと嬉しいくだものでしょうか。

  全国区になったら絶対に人気が出ると思うのですが、まだまだ地域限定のようです。

  タネも一般のお店では手に入りにくく、栽培方法もネットで調べられたそうですが、トマトなどと同じナス科なので連作障害があるし、ナス科同士近くで育てるのはNG、成長すると丈高くなる、などなどなかなか手間が掛かるようです。

  自宅でも買えたら良いなと思う反面、どこでもいつでも食べられるより、夏の八ヶ岳だから会える食べられる方がより宝石っぽい気はします。

  本音を言うと、シャインマスカットみたいに有名になってみんながわーっと行くより、知る人ぞ知る存在ていてくれた方が……f^_^;

  抱え込んだ宝箱を取り出してはムフフとほくそ笑む海賊気分で楽しませていただきます。😊

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