港区白金といえばシロガネーゼと言う優雅なマダムが住むリッチな街のイメージで、カネガネーゼな私には縁遠い街ですが、今日は野暮用で行くことになりました。

  JR目黒駅から徒歩十数分でしょうか。初めての場所な上に、交通量の多い幹線道路沿いを歩き、かなり長い信号待ちをせねばな横断歩道を渡るので、遠くに感じられます。

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 でーん!

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 広々とした敷地にザ・権威と言う雰囲気漂う明らかに戦前の建築が見えます。ヒマラヤスギも重厚感をいや増しています。

 行き先は病院なのにここでテンション上がるヤツ。重篤な状態でいらっしゃる方々に申し訳ございません。🙇‍♀️

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 何とステキなんだ!

 と、別に建築見学に来たのではなく、ましてや入院通院でもなく、もとは渋々と家人Aが来週受ける手術の説明に同伴したのです。

  家人Bがベビー時代にヘルニアの日帰り手術をした折に、家人Aも一週間入院してヘルニアの手術をしたのですが、ヘルニア家系らしくて最近再発してしまった模様。

 かかりつけ医が紹介状を書いてくださった先がこちらだったと言う次第です。

  家人Aのために病院からのお呼び出しは糖尿病の食餌指導、転倒して一時的全記憶障害になり救急搬送されたのに同行し、その後の検査結果を聞きに行く時に加え、これで3度目になります。

  対しまして私の方はゼロなんでバランス悪いよ(⇒厳密には0じゃないです。信州白駒池の顔から落ちた事件で佐久総合病院小海分院に付き合ってもらいました)とブシブシ気分だったのが、この素晴らしい建物を見てぶっ飛んだのです。

  登録有形文化財級だと思いますが、まだ指定は受けていないみたいです。ずっと維持して欲しいです。

  担当のお医者様はテキパキして説明が上手で感じの良い女性で安心してお任せ出来そう。

  ただ国の機関だけに、説明責任を重んじるようで、確率低くとも起こり得る最悪の事態のご説明があり、家人Aはちょっとしょんぼり。

  承諾書と言うか聞きましたよと言う証拠になる書類に記名するのが本日のお役目だったので、会計前で解散しました。

  カネガネーゼでも楽しめる、65歳以上は入園無料がありがたい国立科学博物館附属の自然教育園に寄って、ここ何日間の巣ごもり運動不足を解消!

  もとは大名屋敷、さらにその前は白金長者の屋敷だったと言う園地は東大医研や庭園美術館と分かれても広々しています。

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 広葉樹メインの散策路は、敢えて手を入れない形でお手入れされています。長者の屋敷跡はこの辺りだったと言う掲示板がありましたが、大名屋敷だった形跡は松や池くらいで、言われないとわかりません。

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  かつての名物の黒松が台風後に倒れてしまった痛々しい根っこも展示されているし、あくまでも自然観察の場なので、この時期、ほとんど花は見られません。

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 常連らしい親切な方が、ほら咲いてますよと教えてくださったユキワリチイゲ、キンポウゲ科イチリンソウ属ですが、山で見かけるイチリンソウのギザギザした葉っぱと違い、ミツバみたいに見える葉っぱでした。

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 入園券売り場やミュージアムショップも兼ねた入口の建物の展示を見ると色々な鳥が来るようですが、今日はっきりと見られたのはカモさんたちです。

 ものすごく静寂な空間で、と言いたいところですが、そばに首都高や大きな幹線道路が通っているので車の走行音はかなり聞こえます。

  が、逆に言うと、こんな街の中によく広い庭園を残してくれましたと言いたい貴重なエリアです。

  ぐるりと一周して運動不足解消出来ました。

  園内は空いていましたが、65歳以上と思しき方たちだけではなく、カップルや1人で散策される若い方たちもちらほら見かけました。

  大満足!

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