情けないことに昨晩から今朝にかけ、右親指あたり、左二の腕辺りが痛いです。

  草刈機による筋肉痛と腱鞘炎もどきみたいです。

  それでも二年前の夏よりはまだマシですが、この年齢になると体力は下がることはあってもなかなか上がらないものですね。(´ω`)

 なので今日は外仕事はあまり熱心にせず、草むしりは洗濯一回分、草刈りはバッテリーの電池が半分くらいにしておき、もっぱら読書の日としました。

  お天気が良いのにもったいない?

  いえいえ、梅雨入り前のまだ爽やかさの感じられる風の通るところでゴロゴロしつつの読書はなかなかいいものです。

 今日読み終えたこの本、発行は平成28年とだいぶ前ですが、内容が今期の大河ドラマにビンゴでした。

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 語りおろしかなと言うほどふんわりした語り口で、ちょうど『光る君へ』の時代の男性の装束から平安貴族の世界を紐解いています。

  平安時代と言えばともすれば、昨年末に見たこの展示のように女性の装束の華やかさに目が行きがち。



  男性の装束については官位により、使える色が違うくらいは知っていましたが(帝と直接お話し出来る道長たちは黒、知事クラスのまひろの父は赤など)当時のフォーマル、カジュアルなど、詳しいことはほとんど知らなかっただけに新鮮でした。

  いちばん多く出てくるのが右大将道綱母の『蜻蛉日記』。

  ドラマで段田安則さんが演じた恐ろしく狡猾で権謀術数に長けた藤原兼家や財前直見さんの『道綱、道綱』の声、緊迫する中でも笑いを誘う上地祐輔さんの顔が浮かんでしまいますが、だからこそ、なおさらサクサク読めます。

  ドラマでは全くスルーされていますが、貴族の妻の大事な仕事は夫をはじめとする家族の装束を整えること。

  最高権力者の妻クラスになると自分で実際に作業をすることはなかったようですが、総合プロデューサーとして時として非常に短い期間で整えなくてはならず、その衣装が人物評価に繋がるくらいの重要な事柄でした。

  道綱が藤原兼家の他の息子たちより身分が低いのはその母の出自によるものですが、正妻の子らとの身分違いをわきまえつつも、道綱の出世や活躍が嬉しくてならないことや、兼家との関係などが語られているのが『蜻蛉日記』なんですね、といまさら知りました。f^_^;

 『源氏物語』も資料として頻出しています。

  フィクションではありますが、当時の貴族の装束のTPOや、恋の駆け引きでどんな装束が使われていたのかなどが分かるとの事。

  他にも藤原道長の『御堂関白日記』や『枕草子』、藤原行成の『権記』『伊勢物語』なども登場し、固有名詞オンリーですが、濃いキャラ藤原実資の名前も見られます。

  これを読んだらなおさらドラマが面白くなる、いい本見つけました!

(って、予約の本を借りに行ったら返却されたてなので借りられますコーナーにあったのです。先に借りた人のおかげで出会えたのです)


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