私と同年代から上くらいの年齢の方で『隠された十字架』と言う本を覚えている方はいらっしゃいますか?
何十年も前に読んだので、細かいことは忘れてしまいましたが、法隆寺は実は聖徳太子の怨霊を鎮めるために建立されたと言う新たな見方を掘り起こして話題となった本です。
たくさんの資料を読み込んで、戦前から戦後まで何回も紙幣の顔となり続けるほど、その神がかった賢さを讃えられていた人物の実像に迫っていて、難しいところもありましたが、ワクワクして読んだ記憶があります。
その後安楽椅子探偵と言うジャンルがあるのを知りましたが、それに近い感じを受けました。
そんな『隠された十字架』を思い出してしまったのがこの本です。
図書館に本を返しに行った時、返却されたてで直ぐに借りられる棚にあった本です。
こちらは聖徳太子よりさらに古い神話の世界について、出雲出身で他地域で活躍後に郷土に戻った郷土愛たっぷりの著者が、オオクニヌシノミコトの国ゆずりやスサノオのヤマタノオロチ退治の本質について、たくさんの文献や、関係ある神社や地域博物館の協力を得ながら解き明かしている作品です。
地名、人名に読み慣れない難読漢字が多くて、途中何度も前のページに戻らなくてはなところもありましたし、読み終えるなり固有名詞は直ぐに記憶からぶっ飛んでしまっていますが、神話をもとにした通説が崩されて行くのがミステリーを読んでいるようで、途中で放り出せなくなりました。
著者が導き出した結論を書いてしまうとネタバレになりますので省きますが、国ゆずりと穏やかな呼び方はしているが、実態は違っていたであろうと言うのが印象的でした。
八ヶ岳界わいと言えば、諏訪大社とご縁が深いですが、その諏訪大社の主神建御名方神(タケミナカタノカミ)は大国主(オオクニヌシ)の息子で、国ゆずりの際に出雲から追われて諏訪に鎮座したと言う言い伝えがあります。
それについては以前北杜市の図書館から借りたこの本が軽やかで読みやすかったです。
出雲大社、諏訪大社は拝観したことがありますが、今月初頭には神話のふるさとと言われる高千穂峡や天岩戸神社などを訪問出来ましたので、この本に出会えたのは何かのお導きかも?
なんて思いたくなりました。
蛇足
出雲大社拝観時の日記
諏訪大社拝観時の日記
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たくさんの資料を読み込んで、戦前から戦後まで何回も紙幣の顔となり続けるほど、その神がかった賢さを讃えられていた人物の実像に迫っていて、難しいところもありましたが、ワクワクして読んだ記憶があります。
その後安楽椅子探偵と言うジャンルがあるのを知りましたが、それに近い感じを受けました。
そんな『隠された十字架』を思い出してしまったのがこの本です。
図書館に本を返しに行った時、返却されたてで直ぐに借りられる棚にあった本です。
こちらは聖徳太子よりさらに古い神話の世界について、出雲出身で他地域で活躍後に郷土に戻った郷土愛たっぷりの著者が、オオクニヌシノミコトの国ゆずりやスサノオのヤマタノオロチ退治の本質について、たくさんの文献や、関係ある神社や地域博物館の協力を得ながら解き明かしている作品です。
地名、人名に読み慣れない難読漢字が多くて、途中何度も前のページに戻らなくてはなところもありましたし、読み終えるなり固有名詞は直ぐに記憶からぶっ飛んでしまっていますが、神話をもとにした通説が崩されて行くのがミステリーを読んでいるようで、途中で放り出せなくなりました。
著者が導き出した結論を書いてしまうとネタバレになりますので省きますが、国ゆずりと穏やかな呼び方はしているが、実態は違っていたであろうと言うのが印象的でした。
八ヶ岳界わいと言えば、諏訪大社とご縁が深いですが、その諏訪大社の主神建御名方神(タケミナカタノカミ)は大国主(オオクニヌシ)の息子で、国ゆずりの際に出雲から追われて諏訪に鎮座したと言う言い伝えがあります。
それについては以前北杜市の図書館から借りたこの本が軽やかで読みやすかったです。
出雲大社、諏訪大社は拝観したことがありますが、今月初頭には神話のふるさとと言われる高千穂峡や天岩戸神社などを訪問出来ましたので、この本に出会えたのは何かのお導きかも?
なんて思いたくなりました。
蛇足
出雲大社拝観時の日記
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