生活圏に昔ながらの電気屋さんがあります。

  義父母の代からのお付き合いで、量販店は利用せず、エアコンの取り付けからちょっとした困りごとまでお願いしていたようなのです。

  亡父も家の近くの電気屋さんのお世話になっていたので、特に高齢者世帯にとっては小回りのきく町の電気屋さんはありがたい存在です。

  この電気屋さんから晩秋と今ごろ、おそらくは世間でボーナスが出る頃にプレゼント進呈のお知らせが来ます。

  家人A、この手のものはもれなく欲しい人なので、昨年も行って、日本ハムのレトルトカレー5パック入りをいただいてきました。

 だけど、タダで貰うのは申し訳ないと小さな買い物をしたようです。
  
  そしてまた来ました、お知らせが。

  お知らせと共に、お勧めの家電のチラシが入っております。

  ウサギ山小屋に持ち込んだ義母が使っていたキャニスター式(サイクロンじゃない紙パックを使う従来タイプ)の掃除機、今春より甚だ怪しい動きで、少し動かすと車で言うエンストよろしく切れてしまいます。どうもどこか接触不良か見えないところで断線があるのか、また動かすとしばらく動いて、またエンストという繰り返し。

  吸引力は落ちていないようですが使い勝手が悪いのなんのって。

  だからキャニスター式を買い替えるならいいよと言ったのですが・・・

  何としたことか、家人A、エンスト掃除機は捨てない、自宅に持ち帰って僕の部屋(実は家人Cのために用意した部屋で、本来の僕の部屋はダンボールだらけで居住面積ほぼ0💢)で使おうと思うと申します。

  それじゃダメだわ、買い替えにならないから、と電気屋さんで買い物をしてもいいと思ったとたんに明らかにウキウキし始め、骨付き肉を前に尻尾をふりまくる犬のような心境になっていたらしい家人Aに釘をさしました。

     (家人Aが夢見る買い物スタイル ↓ )
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  部屋が散らかる原因の一つとしてあげられるのは、モノが壊れたり、不調になって買い替えても、もともと使っていた物が捨てられないというのがあるそうです。

  正直なところ、私もかなりやらかしましたが、まさにそれ! 家人Aが積み上げたダンボールのいくつかにそんなものが入っているに違いありません。

    新しいのを買っても古いのを捨てなかった義父母世代は、戦争で極度の物資不足を経験したトラウマがあっての事、これも広義の戦争被害と言えますが、それを見て育ち、結婚するまで引っ越し経験もなければ、大規模リフォームもすることなく、ブラックホールのような押し入れになんでも突っ込むのを当然として育った家人A、家の建て替えでそれらのほとんどを温存したばかりにどれだけ大変な思いをしたか・・・喉元過ぎれば熱さを忘れてしまったようです。

 むしろ、そんなに大変な思いをした分、さらに捨てられなくなっている可能性すら・・・・(;´Д`A ```

 まぁ、エンスト掃除機については、最愛の母親が最晩年まで使っていた物という事で手放せないという部分も大きいとにらんでおりますが・・・

  とにかく買い替えならいいけれど、古いのを捨てないのならダメ!という事で押し切りました。

  だったら、電気屋さんに行かないよねと思ったら、やっぱり行ってもらって来ました、前回と同じくレトルトカレー。

  そして、タダで貰うのは申し訳ないと電池パックを買ったようです。

  ・・・・けど、家人Aが「あるよ」と出してくる電池、しばしば液漏れしていたり、使えないこと多いのよね〜。プレゼントをいただくのと引き換えに電池を買い続けて来たんだろうなぁ。💦

  電気屋さんとしてはもっとたくさんお金を使って買い物をしてもらいたくて案内をくれていると思うのにごめんなさい。🙇🙇

  先述の通り、小回りがきく近くの電気屋さんは、特に高齢世帯にとっては必要だと思うので、応援したい気持ちはあるのですが、だからと言って、不必要な買い物をする余裕はないのです。ごめんなさい。🙇🙇🙇

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