最終日はホテルの裏手と言って良い長町武家屋敷からスタート

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 広いとは言い難いスペースに欧米系観光客があふれていた武家屋敷跡野村家。

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 みなさん庭の美しさに魅入られていたようです。

 思いの外良かったのが入館料わずか100円の金沢市老舗記念館。

  元は他の場所にあった薬屋の建物を移築し、かつての店先の再現、100年以上続く老舗の紹介や花嫁のれんの展示、さらに加賀手まり、細工菓子の展示など華やかでした。

  写真撮り放題!

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 続いて徒歩で谷口吉郎・吉生記念金沢建築館へ

 建築関係は好き好きがあるので、相手次第ではメジャーな観光地のみになりがちですが、今回は世田谷マダムの推しがあり、行けてよかったです。

  空襲を受けなかったが故に古都の風情が残った金沢市も高度経済成長期にはむしろ空襲がなかったから立ち遅れたと言う論が湧く始末。

  下手をしたら古い街並みは全部建て替えられかねなかった中、古き良きものと新しいものの折り合いをつける方向性に導いたのが市内出身の建築家、谷口吉郎氏。

  氏と同じく建築家のご子息の吉生氏のおふたりの名前を冠した施設で、常設展には吉郎氏が手がけた迎賓館の和風別館の実物大展示があります。

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 迎賓館の和風別館の前は水庭だそうですが、建物の2階のこちらでは循環させています。

 紅葉が水に映り、一幅の画のような美しさ。


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 16人がけの会食用のお部屋は掘りごたつ方式の食卓です。


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 お茶室は賓客に正座の習慣がない前提で立てたお茶を椅子席にお持ちするそうですが、網代の天井などは元より、椅子席の背もたれ部分もクッション性のある天然素材使用で凝っていました。

 係の方が『横浜にも金沢があると聞いたことがありますが』と言われ『横浜の金沢の方が古いんです。昔はかねさわと読みました』うんたらかんたらとついつい講釈垂れたアホですが、加賀前田百万石を褒め称えるのも忘れません。

  『高岡もありますし』とおっしゃられ富山県高岡市は前田支藩で加賀のうち、と言う誇りが感じられました😄。

 時間の許す範囲内で最大限じっくり見たので、ひがし茶屋街が駆け足になり、主計町は割愛せざるを得なくなりましたが、金箔ソフトをはじめ金箔や九谷焼など華やいだものが多いので、金色が大好きなアジア系の観光客がドッと多かった中に欧米系もおられ、入り口は鎌倉の小町通り並みの賑わい。

  カフェが多くて、昼ごはんが食べられる店がない!

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 お麩も有名な金沢。お麩をあんこ、みたらし、きなこでいただくセットがいちばんお腹が膨れそうです。

 見た目ものすごく地味シックですが、今日は世田谷マダムのお誕生日なので、お祝いに献じました。

  お昼を食べてたらスイーツとかもう少し華やかなものでお祝いしたかったところです。

 バスに乗り香林坊→荷物を預かってもらっていた東横インに戻り、東横インの送迎バスで金沢駅まで送って貰いました。

 香林坊はホテルが集中していて競争が激しいからかどうか、香林坊店は多々ある東横インの中でもなかなかのサービスぶりで、世田谷マダムはますます東横イン党に。

  金沢駅で駅弁を捕獲したあとは新幹線の時間までシャーマンベーカリーでひと息つきました。

  時間が押していたひがし茶屋街では『金沢駅に売ってるよ』と土産物探しを端折りまくったのですが、結局、スタミナ切れを起こしたし、カバンにこれ以上荷物を入れたら持てない!と音をあげました。トホホ

  能登を応援!度合いは今ひとつ足らなかったかと思いますが、混みすぎず落ち着いている、風情があり街歩きが楽しい程よいサイズ感に加えて、地元の人たちがフレンドリー!と友人の金沢への惚れ込みぶりがすごいので、遠からずまた来ることになりそうです。😉

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