今日は1年間楽しみに見ていた「光る君へ」の最終回でありました。
戦国時代もの、江戸時代ものが定番で、時々ほかの時代もテーマになることが多い大河ドラマの中で、戦闘シーンが描かれない作品は数少なく、そのひとつが今回の「光る君へ」だったと思います。
もっとも今月に入ってから刀伊の入寇で少しだけ戦闘シーンが描かれてはおりましたが、基本的には平安時代の朝廷や貴族社会を描いていて、十二単に衣冠束帯の紳士淑女、それに畏れ多いことに帝のおわします御簾の中まで見られました。
豪華な衣装や見たことがない世界を覗けるという点でもとても惹かれましたが、源氏物語の生まれた背景を実際の歴史と想像とをうまくミックスして、こういうこともあったか もと思わせてくれる脚本が巧みでした。
自分とご縁のある土地が主な舞台になっている大河ドラマはよりいっそう面白くて、「真田丸」の時はウサギ山小屋のある北杜市内に主人公の叔父上の菩提寺があるほかに、小諸や上田城址、海津城址など何か所か見て回りました。
そして「鎌倉殿の13人」の時は生活圏に上総介殿の供養塔があったり、畠山重忠公の供養塔、伝畠山重保公の墓があったりして、もちろん、鎌倉幕府の本部があった鎌倉にも行って、比企殿のお屋敷跡のお寺などなど、散策して楽しみました。
今回の「光る君へ」は生活圏ではないものの、何度か足を運んでいる地域が舞台となっているので、ドラマの終わりに出て来る「紀行」を見るのはいつも以上に楽しみでした。
藤原だらけでややこしいと思ったけれど、ひとりひとりの藤原さんたちが個性豊かで、ちゃんとフルネームを覚えきれなくとも、見分けがつくようになりました。特に実資さんのインパクトは絶大でした(笑)。
道長と紫式部は実は幼なじみで相思相愛だが時代が身分違いの恋を許さなかったという設定自体がとても新鮮だったし、上級貴族の血は見せずともドロドロの権謀術数なもなかなかの見ものでした。
執念深く復讐の鬼となってしまった伊周が父方のご先祖様のひとりらしいというのは、ちょっとなぁというのはありましたが(あんなに呪詛しまくれるだけの根性が伝わっていればよいのですが)。
主演の吉高さんや同格と言ってよい柄本佑さんの演技ももちろん良かったですが、道長の正妻を演じた黒木華さんのおっとりしていそうで、実はすべてを掌握しているラスボスぶりは特に見事でした。
彼女はよくご一緒する友人の息子さんと同級生だったというので実年齢が頭にちらついてしまいますが、前半の幼さも残す可愛らしい姫君から控えめながら有無を言わせぬものを発する貫録ある女性へと変化していく演技力が素晴らしい。
来春からは時代がぐっと進んで江戸時代の物語になりますが、庶民文化が花開くお江戸の物語なので、大規模な合戦はもちろん、忠臣蔵みたいな切った張ったはなさそうで、血に弱い私としては安心して見られそうです。
導入部で乗れればですが・・・。
この間の火曜日には「宙わたる教室」が終わってしまったし、その前は「無能の鷹」も終わってしまったし、師走はいろいろなドラマが最終回を迎えるので、さびしくもあり、いよいよ今年が終わるのだなぁと思わされもします。
いよいよ来週は、これもまた楽しみに見ていた「海に眠るダイヤモンド」が終わります。(´・ω・`)
朝ドラ「らんまん」では「海に眠るダイヤモンド」の主人公である神木隆之介さんが演じた万太郎の理解者だった藤丸役を演じていた前原さんが登場。人の良さそうな顔をしつつなかなか不穏な展開・・・さぁどうなる?
これを楽しみに1週間生きていけるぞ!って思わせてくれる点でドラマは家の中で出来る旅行みたいなものですね。
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戦国時代もの、江戸時代ものが定番で、時々ほかの時代もテーマになることが多い大河ドラマの中で、戦闘シーンが描かれない作品は数少なく、そのひとつが今回の「光る君へ」だったと思います。
もっとも今月に入ってから刀伊の入寇で少しだけ戦闘シーンが描かれてはおりましたが、基本的には平安時代の朝廷や貴族社会を描いていて、十二単に衣冠束帯の紳士淑女、それに畏れ多いことに帝のおわします御簾の中まで見られました。
豪華な衣装や見たことがない世界を覗けるという点でもとても惹かれましたが、源氏物語の生まれた背景を実際の歴史と想像とをうまくミックスして、こういうこともあったか もと思わせてくれる脚本が巧みでした。
自分とご縁のある土地が主な舞台になっている大河ドラマはよりいっそう面白くて、「真田丸」の時はウサギ山小屋のある北杜市内に主人公の叔父上の菩提寺があるほかに、小諸や上田城址、海津城址など何か所か見て回りました。
そして「鎌倉殿の13人」の時は生活圏に上総介殿の供養塔があったり、畠山重忠公の供養塔、伝畠山重保公の墓があったりして、もちろん、鎌倉幕府の本部があった鎌倉にも行って、比企殿のお屋敷跡のお寺などなど、散策して楽しみました。
今回の「光る君へ」は生活圏ではないものの、何度か足を運んでいる地域が舞台となっているので、ドラマの終わりに出て来る「紀行」を見るのはいつも以上に楽しみでした。
藤原だらけでややこしいと思ったけれど、ひとりひとりの藤原さんたちが個性豊かで、ちゃんとフルネームを覚えきれなくとも、見分けがつくようになりました。特に実資さんのインパクトは絶大でした(笑)。
道長と紫式部は実は幼なじみで相思相愛だが時代が身分違いの恋を許さなかったという設定自体がとても新鮮だったし、上級貴族の血は見せずともドロドロの権謀術数なもなかなかの見ものでした。
執念深く復讐の鬼となってしまった伊周が父方のご先祖様のひとりらしいというのは、ちょっとなぁというのはありましたが(あんなに呪詛しまくれるだけの根性が伝わっていればよいのですが)。
主演の吉高さんや同格と言ってよい柄本佑さんの演技ももちろん良かったですが、道長の正妻を演じた黒木華さんのおっとりしていそうで、実はすべてを掌握しているラスボスぶりは特に見事でした。
彼女はよくご一緒する友人の息子さんと同級生だったというので実年齢が頭にちらついてしまいますが、前半の幼さも残す可愛らしい姫君から控えめながら有無を言わせぬものを発する貫録ある女性へと変化していく演技力が素晴らしい。
来春からは時代がぐっと進んで江戸時代の物語になりますが、庶民文化が花開くお江戸の物語なので、大規模な合戦はもちろん、忠臣蔵みたいな切った張ったはなさそうで、血に弱い私としては安心して見られそうです。
導入部で乗れればですが・・・。
この間の火曜日には「宙わたる教室」が終わってしまったし、その前は「無能の鷹」も終わってしまったし、師走はいろいろなドラマが最終回を迎えるので、さびしくもあり、いよいよ今年が終わるのだなぁと思わされもします。
いよいよ来週は、これもまた楽しみに見ていた「海に眠るダイヤモンド」が終わります。(´・ω・`)
朝ドラ「らんまん」では「海に眠るダイヤモンド」の主人公である神木隆之介さんが演じた万太郎の理解者だった藤丸役を演じていた前原さんが登場。人の良さそうな顔をしつつなかなか不穏な展開・・・さぁどうなる?
これを楽しみに1週間生きていけるぞ!って思わせてくれる点でドラマは家の中で出来る旅行みたいなものですね。