大河ドラマ「べらぼう」。

  いろいろと気になる人物、俳優さんが登場しますが、今のところ1番気になるのが主人公蔦重の幼なじみにして花魁の花の井を演じている小芝風花さん。

  ご存知の方もいらっしゃると思いますが、彼女は中学生まではフィギュアスケートに打ち込んでいた元選手なのであります。ペア競技も経験されています。

  バッジテスト7級を保持ということで、このバッジテスト7級というのは国際試合にも出場できるレベルで、その上の8級になると保持者はレアというくらいレベルが高いのであります。

  ちなみに小塚崇彦氏は8級持ってます。現役だと大庭雅さんが8級合格されているようです。

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  私が初めて小芝風花さんの演技を見たのは、本田望結さんが主役の「スケート靴の約束」というフィギュアスケートのシーンも多いドラマででした。

  Wikipediaを見てもあらすじが書いていないので記憶間違いがあるかも知れませんが、たしか小芝さんの役は望結さんの姉役で有望なスケーターだったのに目が見えなくなってしまった、その姉の分まで頑張る妹をめぐる家族愛の物語だったかと思います。

  浅田舞さんや澤山瑠奈さん、望結さんの実姉の本田真凛さんなど、スケーターの出演もあった単発作品でした。

  このときの小芝さんにはまだぎごちなさがあったように思います。スケーター兼子役として活躍している望結さんの方が堂々としていた印象があります。

  その後、さまざまな作品に出演。朝ドラ「あさが来た」ではあさの娘役で出演したり。

  私の中で1番印象深いのがコメディ「トクサツガガガ」。

  特撮ヒーローものにハマっているヒロインと性別年齢を越えた同士の友情物語でしたが、今、多くの人がちょっと変わったものでもなんでも夢中になれるものを「推し」と呼んで、推しを応援するための活動「推し活」を堂々と行えるようになるのに貢献した作品じゃないかなと思います。

  男の子がハマるはずの特撮ヒーローものにハマってしまったことを隠そうとするヒロイン。いかつい風貌の任侠さんと心の中であだ名している男性が店員をしているおもちゃ店で目指すフィギュアを取り合いしたダミアン(彼女にとって実にタイミング悪い時に現れるが故にホラー映画「オーメン」に出て来た悪魔の子をもじってあだ名したと記憶しています)を演じているのが、「べらぼう」でのちの松平定信となる若殿を演じている寺田心くんだったりのつながりも感じます。

 べらぼうのキャスト発表で、清純派とみなされていた小芝さんが花魁?とちょっと不安でしたが、始まって見れば、非番の時はきりっとしたお姐さん、いったんお仕事モードにはいると妖艶な花魁。

  いや〜、同性でも見入ってしまいます。

  所作がきれいなのはやっぱりフィギュアスケートで鍛えて来られたからかなぁ。

  小芝さん、先般の名古屋スケートフェスティバルに出場していた山本草太選手や友野一希選手と同じリンクで練習していたんだそうです。草太君は名古屋のイメージが強かったのですが、皆さん、大阪のご出身。

  ドラマ自体を楽しむのに加えて、こういう小ネタも思い出しつつ見るので「光る君へ」ロスから思いのほか早く立ち直りつつあります。

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