朝のテレビ体操に続き、途中からのラジオ体操を終えると、NHKラジオのニュースが告げたのが森永卓郎さんの訃報でした。

  森永さん、実は私と同い年なんですよね。

  このブログの便利なところは検索窓があって、単語を入れると過去の日記の中にその文字が入っているとちゃんとはじき出してくれるところなのですが、2010年に区役所で開催された後援会で直接お話を聞く機会があった時のことを書いています。


  この講演会以前から森永さんの反骨精神と、高学歴高収入なのに、セコさを包み隠さずに、ちっともかっこよさげではないところが好きでした(頭脳レベル、稼ぎ力等、全然違うけれど、セコさっぷりだけは自分と同類だという親近感がありました)。
 
  おそらく生年月日等の情報もチェックしていたと思うのですが、この時点では頭では理解していても、全然同い年とは思えなかったです。

  中身はもちろん、見た目の貫録が全然違う、仰ぎ見るとまではいかないけれど、自分にとっての師匠のひとりと思いました。

  講演会の日の日記を読み返してみると、2010年の段階で安売りはダメ、付加価値をつけなさいとおっしゃっているのに、ずっと安い日本を続けて来てしまっての今なんだなぁと思います。

  数々の本を執筆されましたが、何を書いても森卓みたいなところもあって、粗製乱造じゃないかと言われる面もなきにしもあらずでしたが、それだけ軸がぶれていなかったとも言えます。

  セコさだけは森永さんに負けなかったので、ご著書はぜ〜んぶ借りて読みました(ごめんなさい)。

  もう先が短いから今までは書けなかったことも書いてしまえと執筆されたと言う「書いてはいけない−日本経済墜落の真相−」、2024年4月15日に予約を入れて、区内全館で24冊の蔵書がありまして、現在25番目となりました(最初は3桁待ちでした)。

書いてはいけない (森永卓郎シリーズ) [ 森永 卓郎 ]
書いてはいけない (森永卓郎シリーズ) [ 森永 卓郎 ]

  トンデモ本という批判も見た事もありますが、順番が来たらしっかり読まさせていただきます。

  死を覚悟しながら、ぎりぎりまで活動を続けられてあっぱれだったと思います。お疲れ様でした。

  ご冥福をお祈りいたします。

人気blogランキングへ