朝は晴れていたのに突然本降りになった昨日に続き、今日もスッキリしない天気です。

 また雨が降ると嫌なので早いけど洗濯物を室内に入れようかと思いつつスマホをチラ見したら仲代達矢さんの訃報が目に入りました。
  朝6時台、NHK +改めONEでテレビ体操後にラジオでラジオの体操第二を終えてそのままつけっぱなしにしていると土日はサタデーエッセイ、サンデーエッセイと言うコーナーがあり、仲代達矢さんもセミレギュラーみたいな感じでお声を聞く機会が何回かありました。

 夏頃にもお聞きしたように思います。

 もともとがビブラート気味の独特のお声なので、少しお年を召した感はあるものの、これからやりたいことなどを語っておられ、まだまだお元気そうでした。

 なので92歳と言うお年に不足はないけれど私にとっては早過ぎです。

 生涯現役を貫かれたと言って良いかと思います。

 大河ドラマは生まれた後から始まったので、赤穂浪士の重厚な主題曲のさわりはまだ脳裏に残っていますし、若かりし日の北大路欣也さんや石坂浩二さんも覚えていますが、ストーリーを何とか追えるようになったのが『もみの木は残った』くらいから。

    『新平家物語』はしっかり物語を見られた初めての作品で、その主役が仲代達矢さんでした。

  既に映画や舞台で実績のある俳優さんでしたが子どもが見るような番組で拝見することがなくてお名前はともかくご本人は存じ上げなかったのです。

 若き清盛が成り上がり、後白河法皇とはバチバチ神経戦状態で、最後は熱い熱いと亡くなり、その後平家は壇ノ浦で滅亡。
 
 仲代さんの目力が強くて印象的でしたし、入り組んだ物語ですがストンと腑に落ちました。

 その後特に印象的だったのが『大地の子』の満州開拓団に妻子を置いて徴用に応じざるを得なかった仲代さん演じる父親が、終戦後、行方知れずになっていた我が子と再会する物語でした。

 陸一心役で知名度を上げた上川隆也さんや慈悲深い養父役の中国の名優朱旭さんの演技と共に、葛藤する実父の仲代さんの存在感が大きかったです。

 中国での鉄鋼会社の設立メンバーに加わり、バリバリ仕事をしつつ、家に帰れば満州で喪った家族の位牌のあるさびしい暮らし。

 1人の人の中の明暗がくっきり描かれていました。

 本来はテレビの人より演劇や映画の人。無名塾の主催として演劇人の育成をされていたのも有名ですし、近年は能登の劇場の監修もされ、サンデーエッセイでも言及されていました。

 ずっとずっとお元気でいらっしゃるような気がして『ま、東京に来たからいずれチャンスがあるのでは?』と舞台を拝見せずに来てしまって残念です。

 長い間感動をありがとうございました。

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