今日で東京は連続34日雨降りという観測史上初めての記録だそうです。

  今日は珍しく天気、洗濯物が外干し出来た!と書いていた日も寝てる間に降っていたんですね。

  ほとんど晴れ間がなくて残暑厳しかった昨年と違って過ごしやすいと言えば過ごしやすいものの気分が下がりがち、その上に早朝から地震でたたき起こされて・・・今日はいつも以上にぼんやりしています。

  さて、月曜から新しい朝ドラ「ブロッサム」が始まりました。

  晩年のヒロインを加賀まりこさんが演じられています。モデルの宇野千代さんまんまというお姿で背景には錦帯橋。

  続くヒロインの少女時代にも錦帯橋。
  小学校5年の夏休みの家族旅行で一度だけ錦帯橋に行ったことがありました。

  正月明けの新年会の席で脳血栓で倒れ昏睡状態のまま亡くなった祖父の分骨のため祖父の故郷の愛媛県越智郡(現今治市)に行く途中で寄ったのです。

  そろばん橋と言われた錦帯橋を渡った記憶があります。記憶が合ってるか分かりませんが、ロープウェイが見えて岩国城というのが見上げる丘の上にありました。

  どんな宿に泊まったかなども全然覚えていないのですが、夜、初めて鵜飼を見に連れて行ってもらいました。暗い中、かがり火がつけられた舟の上で水から顔を上げたぬめぬめと光る鵜が魚を吐き出す姿は子ども心に自制心のある賢い鳥に見えました。

1700541_錦帯橋のう飼

  なぜ岩国に寄ったかというと、祖父母、そして幼少期の母は祖父の仕事で岩国に暮らしていたからです。お骨になった祖父に見せてやりたかったのか、祖母と母が郷愁に浸りたかったのか。

 (養子である父には関係ない場所ですが、当時は女子どもだけの家族旅行というのはレアだったのです)

  3期前の朝ドラ「あんぱん」の脚本家の中園ミホさん、確かおじいさまが岩国の帝人にお勤めだったと言っていらっしゃいましたので、あるいは祖父とニアミスしていたかもと思ったことがあります。

  当時の祖父の勤め先が帝人岩国工場。そして上司だったのが今もお付き合いしている亡母親友のお父様。

  実家と彼女のアルバムには7歳くらいの母と4歳くらいの親友が振袖を着て自宅の縁側の前に並んでいる写真がありました。のちの身長は逆転しますが、7歳児と4歳児では明らかに7歳児の方が背が高かったです。

  ふたりともサザエさんのわかめちゃんヘアで髪がつやつやしていました。

  当時の写真撮影というのはシャッターを切るまでの時間がものすご〜く長くて母が待つのに飽きて袖を振り上げた瞬間が撮れてしまったピンボケ写真を見た記憶もあります。

 写真師さんが待っていたらハトが出て来るからと言うので辛抱して待っていたのに出て来ないので頭に来たとか言ってたと思います。

 祖母曰く、そのころは自分は料理が上手で、宴会好きの祖父が呼び込む十人単位くらいのお客様をもてなすため凝った料理をしたのだそうですが、私がその話を祖母から聞かされた時には証人は誰もいない状態でした(祖父はもちろん、娘である母にも先立たれ)。

  祖母が岩国で印象的だったのは、水彩画を習ったこと。

  酒好きな祖父がどこかの店で意気投合したのが画家の先生で、退屈している妻に絵を教えてやって欲しいと言ったとかいう話です。

  その先生というのが河上左京先生という方。

  ウサギ山小屋の二階には晩年の祖母からもらった左京先生の小さなスケッチ画があります。

  左京先生のお兄さんが河上肇さんだったと祖母から聞きました。

  今はもう聞くこともないお名前かと思いますが、戦前の京大事件で京大を追われた経済学者で「貧乏物語」という作品はベストセラーだったそうです。

 Wikipediaを見るとリンク無しの状態ではありますが、左京先生が弟として記されています。

 祖父が岩国を辞して絵のお稽古も終わったわけですが、のちに人形作家となった祖母にとっては先生の教えが大きなヒントになったようで、時々懐かしがっていました。

  岩国に行った時、私はついて行きませんでしたが、祖母と母は当時ご存命だった左京先生と再会をしました。残念ながらその時には左京先生はおそらくは今でいう認知症のようになっておられたようで、話が通じなかったようでした。

  祖母の創作活動のヒントとなり、親戚以上と言ってもいい程のお付き合いをするようになった方々とのご縁が出来た岩国、一度しか訪問していないのですが、非常に印象深い土地ではあるのです。

  ってなことをブロッサムを見ると思ってしまうのです。

  祖母が宇野千代さんについて何か言っていたかどうか・・・あんまり記憶がありません。

  祖母とは程遠い「美人」で「恋多き女」だったので何か言っていたとしたら芳しからぬことではないかと思うのですが(祖母は女性には割と手厳しい人だったから)でも記憶に残っていないというのは大したことを言っていなかった・・・つまり祖母的には一目置いていたの・・か・・も知れません。


※錦帯橋の写真は山口県の観光サイト「おいでませ山口へ」の無料フォトダウンロードコーナーからいただきました。
 いちおうPRになっているかなぁという事で使わせていただいております。_(._.)_



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