コガネムシのつぶやき

−甲斐小泉のドけち指南部屋ー ムダな事・モノは省いて、毎日を楽しく暮らしたい・・・

かぞくのくに

百円の恋・・・21世紀日本のロッキー?!

  ジャック&ベティは水曜レディースデーには爆混みすることが増えて来たので、溜まったポイントを利用して、本日、なんでもない日に「百円の恋」を見て来ました。

  学生時代の後、長らく映画を見られない時期があったので、例えがかなり古くなりますが、この映画を見て思ったのは「安藤サクラは、日本のロバート・デニーロ!」「この映画、21世紀の日本のロッキーだわ」でした。

  ロバート・デニーロと言えば、一作で体重を何キロも変えてしまったり、役柄に合わせて変幻自在の名優ですが、安藤さん演じるヒロイン一子、冒頭では、だら〜っと弛緩した見るからにだらしない体型なのが、終盤では引き締まったアスリート体型になっているではありませんか。
 
 地元紙の映画評では2週間の撮影期間だったとの事で、いやはや2週間でこれだけ体型変化を感じさせる女優さんってすごいです。若手の体力があって出来る事でしょうけれど、彼女のきれいごとじゃない演技のリアリティはすごいです。

 そして、ロッキーと同じく、底辺の生活を送る主人公が、一念発起してボクシングに燃えるという設定。ロッキーのように華々しい対チャンピオン戦はありませんが、弛緩しまくった人生から、自分を追い込む人生へ・・・いさかいがあったり、彼女の言動に頭を痛めていた家族までが応援席で声援をあげる姿が印象的。続きを読む

映画「かぞくのくに」を観ました。

 日の長さは秋になりましたが、日差しは夏のまんま。9月になってもウダウダやっていましたが、今日はレディースデーなので、元気出してシネマ・ジャック&ベティに「かぞくのくに」を観に行きました。

主演の安藤さくらさん、井浦新さん、どちらも好きな俳優さんです。

二人が扮したのは、在日朝鮮人、すなわちルーツが北朝鮮のきょうだいです。時代は1995年。

兄ソンホが叔父らの尽力であちらの医療では治せない脳腫瘍の治療に一時帰国。同時に顔に重篤な損傷のある女性等も帰国し、朝鮮総連らしき場所で監視員共々、日本に住む家族が出迎えます。

妹リエは兄を大歓迎、宮崎美子さん演じるオモニも大喜び。しかし、総連幹部らしい父親は建て前論が多く、手放しで喜んではいない様子。

兄の初恋の人を含むミニミニ同窓会も開かれ、久しぶりに旧交をあたためつつ、本音を言えない兄。

車の中から家族の様子を見ている監視員に対し、妹はあんたもあの国も大嫌い!と日本語で怒鳴りつける妹。

それに対し、無表情なまま、その国であなたのお兄さんも私も死ぬまで生きるのですと朝鮮語で応える監視員。続きを読む
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