今日は1年間楽しみに見ていた「光る君へ」の最終回でありました。

  戦国時代もの、江戸時代ものが定番で、時々ほかの時代もテーマになることが多い大河ドラマの中で、戦闘シーンが描かれない作品は数少なく、そのひとつが今回の「光る君へ」だったと思います。

  もっとも今月に入ってから刀伊の入寇で少しだけ戦闘シーンが描かれてはおりましたが、基本的には平安時代の朝廷や貴族社会を描いていて、十二単に衣冠束帯の紳士淑女、それに畏れ多いことに帝のおわします御簾の中まで見られました。

  豪華な衣装や見たことがない世界を覗けるという点でもとても惹かれましたが、源氏物語の生まれた背景を実際の歴史と想像とをうまくミックスして、こういうこともあったか もと思わせてくれる脚本が巧みでした。続きを読む