コガネムシのつぶやき

−甲斐小泉のドけち指南部屋ー ムダな事・モノは省いて、毎日を楽しく暮らしたい・・・

フランス映画

キリマンジャロの雪観ました!

  連日映画見て、酔狂なと言われそうですね。でも、実は2本観ようかと思ったのを1本にとどめたんですわ。

 今日観たのは、シネマ・ジャック&ベティでフランス映画「キリマンジャロの雪」。マルセイユに暮らす仲の良い夫婦。結婚30周年を迎える間際に、組合長の夫は自分もくじに組み入れて、見事に勤め先のリストラ要員として当選してしまいます。義弟からは自分を外せばよかったのにと言われるけれど、公正さを選んだ実直な夫。通いの介護職(ホームヘルパーですね)をしている妻は思いがけない夫の失職にも責めたりしません。

 子どもたちや妹夫婦は結婚記念パーティに特大のシュー積み上げケーキを用意したり、節約して、お金やガイド付きサファリツアーチケットを海賊の宝箱みたいなのに入れてプレゼント。

 ところが・・・続きを読む

ル・アーブルの靴みがき

水曜日、このところ午後から荒れます!という気象情報が続きましたが、久しぶりに午後も崩れませんの声に押され、レディースデーのジャック&ベティに行くことにしました。

せっかくだから、まず接骨院。もし、ここで予想以上に時間が掛かったらアウトですが、早めに出て、先生もめちゃ遅くはなかったので、100均、図書館に寄りギリギリセーフになりました。

きっぷ売り場の横で売っているご近所のカメヤベーカリー製のサンドイッチで開演前に超簡単ランチ。


ル・アーブルの靴みがきという映画、超地味なので、もし地元紙の映画評が無かったら見逃していたかも。

地元紙の映画評はちょっと辛口で、大手配給、豊富な資金投入型には結構手厳しいのが、私好みなのです(笑)。

かなり好意的な評に引っ張られましたが、本当に見終えて後味が良くてほっこりしました。続きを読む

幸せはシャンソニア劇場からを見ました。

 前宣言通り(と威張れるようなものではございませんが)、友人を誘ってシネマ・ジャック&ベティに「幸せはシャンソニア劇場から」を見に行きました。

 世界恐慌後のパリの下町のシャンソニア劇場が閉館の憂き目を見た後、失業者たちの力を経て復興する話なのですが、夫婦愛の破綻、ファシズムへの協力、親子愛、男女の愛など、色々なテーマを盛り込みながら、消化不良にならないように上手に料理されているという感じです。

 何だか今の世相みたいだなぁと思ってしまいました。仕分け作業でスポーツ、科学研究費等がムダとされ、多分、文化的なものや芸術振興などもムダと見なされてしまう事でしょうけれど、それって、なんか変だよな〜、節約の本末転倒に似たことにならなければよいけれどって思っている最中だったので(底値を探しまくって、時間をロスしたり、疲れ果てたり、あるいは、節約のためと称し、人間らしいあたたかみのある暮らしに必要な楽しみまで根こそぎ摘んでしまったりというような感じで、カスカスになるのではないかと懸念)、不景気で劇場という、庶民の芸術文化がダメになって行く様子・・・今の日本がひとつ間違えると行きそうな方向では?と思われてしまいました。

 そして、ファシズムに協力する動きも・・・今はまだそこに至っていないけれど、昨今の匿名で言いたい事書き込むネットの発言なぞ見ていると、人の不幸は蜜の味、出る釘は打つ的な発言が多く、この映画の中で現れた反ユダヤ主義など、差別を助長する方向や、過去の日本がやった僻み、ねたみをたくみに利用して、政治のほころびから目を逸らさせる方向に突っ走った・・・(欲しがりません勝つまではのスローガンの下、振袖を切ったり、パーマをしている女性に嫌がらせしたり、etc.)そんな方向に行っちゃったら困るよ、なんて事を思わされました。

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