フランス製
食器って、出し惜しみすると、タイミングが合わず、気が付くと死蔵品、と言う体験を何度かしました。
引き出物など、求めていないのに、家に来てしまったものがそうなるのはまだしも、自ら求めて買ったものでそうなっちゃいかん!
逆に言うと、気の張るお客様も来ないし、おしゃれなホームパーティーをするような料理上手、料理好きでもないワタシが食器を買うなら、即必要なものであるべし!なんです。
と言う訳で、サラダボウルは早速本来の用途やら、私の大好物のシラスに大根おろしなどなど活躍中です。
お値段がお値段ですから、アジアや旧共産圏など人件費の高い国で作られているはず、と思って底のラベルを見たら……
あ〜ら、おフランスでございます。
アジアや旧共産圏の国々の産だからって、品質が劣っていると言う事はない、と頭では充分に分かっているのですが、何せ舶来と言う言葉がまだ辛くも生きていた時代(厳密に言うと親や祖父母の世代が使っていて、自分たちは、社会科の時間をはじめ、公には輸入品って呼んでましたけど)に育ったものですから、ど〜してもフランス製、ドイツ製、オーストラリア製、スイス製、ベルギー製、北欧製、ものによってはイギリスやイタリア、オランダ、スペイン、チェコスロバキアなどなどで作られた工業生産品、手工芸品はいいものだ、と頭に染み付いているんですね〜。
並べてみると、かつての大帝国とか、植民地主義の国々がずら〜っと。(^_^;)
頭ん中が植民地になってる古い世代なのがバレバレの反応をしてしまいます。f^_^;
え〜、ちなみにアメリカ製、とは書きませんねぇ。子どもの頃、父が留学してお世話になったご家族とクリスマスプレゼントを交換していたんですけど……ある年、バタ臭い(この表現も今は死語状態)雰囲気のわんこのペン立てが届いたのですが……底を見たら、Made in Japan って刻印してあったんです。
あの時の舶来のはずがガビーンと言う思いと、OL時代、本社から送られて来る品物のおおざっぱさに……私の思う「舶来」のワクワク、きれい、ステキ、センスいいに該当せず……ハズシましたっ!!
と言いつつ、かの国で生まれたテクノロジーはしっかり使い、食器はコレールを愛用……とお調子者そのものの暮らしっぷりです。
HISTORY★VIEW
記事検索
Recent Comments
Profile
甲斐小泉
QRコード
月別アーカイブ