時ならぬ暖かさだったという昨日から一気に気温が下がり、ためしてガッテンでやっていた天気痛が起きてしまった今朝。外出か、在宅かとうだうだ思いましたが、友人が車に乗せてくれたので、図書館に行く事が出来て、そのついでだ!で映画を見ることにしました。

 1本目。染谷将太さん主演の「さよなら歌舞伎町」。

 染谷さんって、ただいま放映中の寄生獣や、昨年放映のウッドジョブのような大手配給系も出れば、昨年末に見たドライブイン蒲生のような作品も出たり、本当に引っ張りだこですね。

 この作品は地元紙ではかなり褒めちぎっていましたが、主人公が務める歌舞伎町のラブホテルで起こる出来事を多方面から描いた作品。

 かなりエロかったり、エグかったりする描写もあるのですが、見終えた感じが決してドロドロしていないのは、だらしなかったり、弱かったり、嘘つきだったり、ズルかったりして見える人たちの生き方に対して、断罪的な描き方をするのではなく、ある種の愛おしさを感じさせてくれる描き方をしているからかと思います。

 のっけから主人公の妹はAV撮影でホテルに乗り込み、思いがけない兄妹ご対面となるし、韓国に帰国間際の出稼ぎデリヘル嬢と彼氏がいたり、時効待ちの犯罪者カップルがいたり、風俗スカウトと家出娘がいたり、不倫警察官カップルがいたり・・・ホテルの外には立ちんぼうという街娼がいたり・・・。そしてメジャーデビューを狙うシンガーの主人公の彼女(前田敦子さん演)はプロデューサーと共に枕営業でホテルに現れる・・・・が、そもそも、主人公自体が、グランパシフィックホテルに勤めていると嘘を言っているのです。続きを読む