子どもの頃は高度経済成長期でした。親世代が、新たなものをどんどん家の中に入れ込んだ世代であります。

  その親世代、特に母はもっとも輝きたい娘の時期に「欲しがりません勝つまでは」「贅沢は敵だ!」が幅をきかせており、勤労奉仕で授業の代わりに工場に行く日々が増えて、空襲の恐怖もありました。

  昨日と今日とで店先にあった品物が変わってしまう、価格が吊り上がることも多くて、モノは大事にしないと、使えなくなった時に次が無いという事もありました。

  そのトラウマからでしょうか、単にモノを買うだけではなく、「いざという時」のための予備を余分に買ったり、使わなくなったものも「いざという時に当座の代わりになる」で取っておく、という習性を身につけました。

  似たり寄ったりのご家庭は多いのではないでしょうか?続きを読む