コガネムシのつぶやき

−甲斐小泉のドけち指南部屋ー ムダな事・モノは省いて、毎日を楽しく暮らしたい・・・

台湾

ペコロスの母に会いに行く、見ました。

 本日は近所の友人(って昨日も会ったけど)を誘って、シネマベティに「ペコロスの母に会いに行く」を観に行きました。

 昨年に封切られ、キネマ旬報の昨年度のベスト1映画になっている作品なので、すでにご覧になった方や評判をご存知の方も多いのではと思いますが、団塊世代のバツイチ、つるつる頭の息子(その形がペコロスに似ている)と認知症になった母親の交感を描いた作品です。

 長崎市の傾斜地にある一軒家に暮らす母、息子、孫息子。息子がアバウトな仕事(ほとんどサボっているようなもの)、孫息子がアルバイトをしている間に、かかってくる振り込め詐欺電話の描き方がユーモラス。認知症の度合いが進みすぎていて、自分が受けた電話すら忘れてしまうので、電話の向こうで詐欺師が一生懸命騒いでいるのですが、赤木春恵さん演じるばあちゃんは受話器を戻さず、家の中をフラフラ歩く、その間に、詐欺師が名乗っていた孫息子本人が帰宅する始末。

 買っても買っても、いつの間にか家の中から消える下着が某所から大量に出てきたのがきっかけで、自宅で過ごすのは限界と、ペコロスはこじんまりしたグループホームに母親を入所させ、そこへ会いに行くのがタイトルの所以です。続きを読む

近親憎悪?!

尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件をめぐり、日中の関係がギクシャクしていますね。

確かに、中国の対応には私もムカッと来る。ぶつかって来たのはそちらでしょうが、それを賠償だ謝罪だとは・・・って思いますし、レアアースを輸出してやんない、観光はストップだというのなら、こちらだって「日系企業の工場は他地域に移転だぁ」とでも言い返しちゃえ!と言いたい気分にはなります。

が・・・足を踏んだ側は踏まれた側の痛みが分からず、大した事がないと思うけれど、踏まれた側はずっと恨み続けるってのも分かります。阿鼻叫喚の戦場にいたわけじゃないのに、私の父ですら、中国での日本人の横暴を見て、気の毒に思っても何も出来なかったと言ってるのですから、数字の割り増しはあるでしょうけれど、恨みを買うような酷い事をしてしまったという事実は間違いなくあるでしょう。(勿論、日本も戦争により、原爆や空襲、沖縄戦での非戦闘員多数の巻き添え、シベリア抑留等々、酷い目に遭ってはいますが、それを中国に訴えてもお門違いと言われるでしょう)

しかし、だからと言って、一応国交も回復した後に、いついつまでも言われ続けるのはどうしてだろう?と、同じ民族の人を多数抱えながら、全く違った対応をする台湾との違いを、行ってみて余計に感じるのです。

一つには本土を追われた蒋介石たちは、日本の残したものを使う事で勢力を保ったので、日本に対する批判はたちまち自分の側に帰るという事があり、あまり批判的になれなかったというのが、国全体に及んでの友好的態度なのかと思いました。

一方で蒋介石を追った毛沢東(驚いた! 蒋介石は一発で辞書変換されるのに、モウタクトウと打つとダメです。モウ、タクトウと分けてやっと出ます)としては、多大な損害を与えた日本批判をする事で広大な国土を束ねる事が理に叶っていたのでしょう。続きを読む
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