年末になると、何となく気ぜわしい日々となりまして、あれとこれとそれと・・・今年のうちにやらなくちゃと追われる気分になる一方、クリスマスにもお正月にも何らロマンティックなことが起きない身の上だったので、あまり好きな季節ではありませんでした。

  そんな中で、ちょこっと楽しいのは年賀状つくりでした。

  家族の中で最年少のみそっかす状態で、小学校低学年くらいまでは大掃除の邪魔になっても戦力になれず、ぽか〜んとする中、母が与えたお役目が年賀状つくりだったかと記憶しています。

  たしか芋版だったと思うのです。どんな図柄だったかも記憶に定かではないですが、失敗してうまく行かなかったのもあったけど、任せて貰えたのが嬉しかったのです。

  当時は家族写真入りの年賀状など超贅沢品(そもそも、写真も現像しなくてはで、今みたいに何枚だろうとスマホで手軽に撮影というのとは大違いでした)。その代わりの「うちの子も芋版で賀状をつくれるくらい成長しました」という親戚や親しい人向けだったのだろうと思います。続きを読む