朝ドラ「マッサン」。今朝は主人公マッサンのきつ〜いお母さん、スコットランドから来たヒロイン、エリーにきつい言葉を数々投げつけていたその人が、周囲に感謝の言葉をかけ、エリーにお詫びを言いながら、旅立って行きました。
 
 涙無くしては見られませんでした。

 このお母さん、早苗さん、いまわの際に、自分は家を守る事ばかりを考えて来た、本当は男として生まれたかったのに、蔵にすら入ることが出来なかったと思いを述べました。いつか、女性も活躍できる時代が来るだろうとも。

 朝ドラには絶対的悪人はほぼ出てこないのですが、時々、ものすごい強烈キャラが出て来ます。早苗さんを演じた泉ピン子さんが俳優として大開花した、かの「おしん」でも、ヒロインをいじめる強烈なお姑さんが出て来ましたし、記憶に新しいところでは、元日婚が話題になった杏さんと東出さんが夫婦役を演じた「ごちそうさん」の小姑、和枝さんなどもいます。

 早苗さんにせよ、和枝さんにせよ、憎まれ役覚悟で、ずばずばヒロインに、そこまで言うか? 酷い!と聞こえる言葉を投げかけますが、それでも、視聴者から心底憎まれない、ある意味、愛されるのは、勿論、虚構の世界ゆえというのもありますが、彼女たちの、心根の底に、1本筋が通っているからでしょう。

 ずばずば言っていることの中身には、なるほどと思わされる事もあって、単に人の足を引っ張ったり、意地悪のための意地悪じゃない、例え、直ぐにはわからなくても、後日分かって行くからこそ説得力があるのです。そして、彼女たちは自分の言動をしっかり覚えている。だからこそ、感動の和解や別れのシーンにつながったり、表向き張り合っていながら、相互理解が出来て、漫才のような軽妙なやり取りに発展したりもするのです。

 ところがですね〜・・・・・・・・・(^^;)続きを読む