コガネムシのつぶやき

−甲斐小泉のドけち指南部屋ー ムダな事・モノは省いて、毎日を楽しく暮らしたい・・・

白磁の人

白磁の人の浅川兄弟の資料館に行きました。

昨晩発ち、未明に八ケ岳に着きました。八ケ岳も湿気がすごく、ベタベタです。高温ではないのが救いです。

午前中はのんびり過ごし、午後は映画「白磁の人」で感銘を受けた浅川巧と、その兄伯教を顕彰する記念館に行きました。

近くにあると、いつでも行ける、で何年か前に開館したのは知っていましたが、未訪問でした。

映画では浅川兄弟と民芸運動の柳宗悦との関係は描かれていましたが、資料館を見て、初めて浅川巧の未亡人とお嬢さんが、京都の民芸運動の陶芸家、河井寛次郎のもとに身を寄せて、その後、東京の駒場にある日本民芸館に勤めたとありました。兄伯教の資料には、確か同じく民芸運動の陶芸家、富本憲吉の名前もあったかと思います。

祖母も母も民芸が好きで、私は子ども時代に日本民芸館に連れられて行きましたし、学生時代には母に連れられて、京都の五条の河井寛次郎記念館や奈良県安堵村の富本憲吉記念館に行きました。

マイ京都ブームにハマった数年前には、ひとりで河井寛次郎記念館を再訪しましたし………続きを読む

道、白磁の人を見ました。

 時々、連続になりますが、今日もまた映画を見ました。

 かねてより見たかった「道、白磁の人」。私のハンドルの由来になっている八ヶ岳南麓に生まれた浅川巧の広範性を描いた作品です。

 日韓併合時代、朝鮮半島の人々に対し、心ないふるまい、あるいはそれ以上の残酷な仕打ちをする人も多かった中、人間として対等なつきあいをしたいと思い、また同胞の振る舞いに対する贖罪の念からも地元の人々によくした事で慕われた浅川巧。植林の仕事で赴任したものの、埋もれていた白磁の美に目覚め、民芸運動に多大な影響を与えた人物です。

 というのは、割と最近知ったこと。民芸運動については、祖母や母の影響で、子どもの頃から東京の民芸館に連れて行かれたり、奈良の安堵町の富本憲吉の家に行ったり・・・旅先では民芸館の類や民芸家具を見たり、祖母が買っていた廃刊になってしまった「銀花」という雑誌をしばしば見ていたり・・・大人になっては、京都で河井寛次郎記念館に寄ったり、進々堂や鍵善の黒田辰秋の家具や器を見たりしていましたが、地元八ヶ岳にこういう立派な人がいたと言うのは、多分、祖母は知らないまま逝ってしまったと思います。続きを読む

道、白磁の人 − これから見たい映画!

 先般、八ヶ岳に行った時、観光スポットなど要所要所に置いてあったチラシ。

 映画「道、白磁の人」のチラシです。

 その後、なかなか視聴率が上がらない「平清盛」の陰険な公家役のアピールも兼ねて、スタジオパークで主役の吉沢悠さんが出演されているのを見ましたが、この映画の主人公、浅川巧という人は、八ヶ岳南麓の出身なのです。

 最近、注目度が高まっているらしくて、昨年、千葉市立美術館で「浅川巧生誕120年記念の展示」があったようで、残念ながら遠いので、見逃しました。

 いまだに遺恨を引きずる程に日本人が横柄に振舞っていた日韓併合時代、現地に溶け込み、慕われたという浅川兄弟のうち、特に現地に骨をうずめた弟の巧の人生を描いた作品との事です。

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