生前、祖母と話をしていると時々聞かされました。

  経済的に不如意な思いをしたこともあるので、ついつい値段で選んで買ってしまったものは失敗が多かった、同じ買うならいちばんいいものにしなさいと兄(私の大伯父)から言われたことがあるけれど、本当にそうだと思う。

  と・・・

  祖母の兄は美学を学んで大学で教えていたそうで、それだけに審美眼のある人だったので、物を買う時に値段から入ることをしないで、いくつかから選べる時にはいちばん値段が高く良いものを買っていたそうです。

  大伯父や祖母の時代だと、電化製品はまだまだ種類も少なく、ましてやIT関連などなかったから、例えば木製品なら継ぎ目のない一枚板にするとか、素材やつくりが良いものを選ぶべしという意味だったと思います。続きを読む