私の世代は親が戦前の価値観を思春期に刷り込まれたために、戦後の民主主義を頭では理解していても、根底に男尊女卑、家父長制がしっかり残っていた家庭で育ったという方が少なからずだと思います。

  典型的なのが、男児である男きょうだいとの進学の差別。実際、私たち世代は高卒、短大卒は引く手数多だったのに、四年生大学を卒業してしまうと、一部の優秀な方々以外は、何らかのコネがないと就職が異様に厳しい時代で、女に学問は要らんと露骨に言わなくとも、高学歴は小賢しい女になる、女の幸せは、結婚して出産、夫を支える事というのが、有言無言を問わず、一般的な了解事項でした。

  世間一般がずいぶん変わった中でも、政財界には、本音は男尊女卑、女性が活躍してほしいが、それは実直な労働力として、組織の上には男性!とか、家事育児介護をしっかりして仕事も!なんてお考えの方は少なくないように感じます(特に後者、女性の過労死早世狙いですかね💦)。続きを読む