コガネムシのつぶやき

−甲斐小泉のドけち指南部屋ー ムダな事・モノは省いて、毎日を楽しく暮らしたい・・・

自閉症

くちびるに歌を

 東日本大震災から4年経ちました。今日は慰霊の日です。

 あの日は二男の学校の卒業式の日で、浮かれた気分でTDLオフィシャルホテルを後にした後、首都高速道路が波打って、その後、東京港地下トンネルで足止め後、首都高を下りるように指示された後、大渋滞。その間、電話は全くつながらず、ラジオを聞きながら、何か大変な事態になっている事を知り、8時間余り経って帰宅後に見たテレビ画面に言葉を失くした事を思い出します。

 首都圏に住んでいて、大震災の被害に遭われた方たちの事を忘れた事はありませんが、地震に対する備えがだんだん甘くなっている事に時々ハッとします。

 未だ、行方不明の方もおられ、生活の立て直しが出来ていない方もたくさんいらっしゃいますが、そういう方々が希望を失わなずに過ごせるようにと祈っております。

 こういう日なので、本当は「悼む人」の方がふさわしいのではないかというところでしたが、同行の友人は既に見ているという事で「くちびるに歌を」を見に横浜に行きました。続きを読む

障がい福祉フォーラム + グランプリファイナルでドキドキ

 昨晩からフィギュアスケートのグランプリファイナルが始まりました。またしても・・・女子優先で、男子は今日、録画を放映で、実際の試合は深夜にございました。

 ところが・・・怒涛の1週間を過ごしたせいで、体力下り坂エイジの私、深夜のネット観戦の気力が湧きません。眠くて、眠くて・・・先月に買ったDSのブラウザというのも、さすが激安だけあって、もはや機能が今時のネットについていけないので、遅くて、遅くて・・・・画面が変わるのを待てずに寝ちゃいました。

 朝起きても、女子の結果ばかりが報道されていて、男子の方が目に付かない。加えて、今日は地元の障がい福祉フォーラムに行く予定があって、バタバタモードで、小塚君が4位でスタートとしか分からない状態でした。続きを読む

「ちづる」見ました。

水曜レディースデーを利用して、今春立教大を卒業して、現在福祉の仕事をしている赤崎さんの卒業制作「ちづる」を見て来ました。

テレビや新聞で紹介されていますから、ご存知の方も多いのではないかと思いますが、赤崎さんが知的障がいを伴う比較的重度の自閉症の妹さんの日常を撮した作品です。

自閉症の妹を撮した作品と言えば、フランの女優さんによる「彼女の名はサビーヌ」が有りますが、あの映画は時代がいささか違うとはいえ、不適切な対応の結果、ちょっと不思議な美少女サビーヌが、あたかもこわれて行くような、見て辛い映画でした。

が、この映画は、かなり早くから障がいが分かり、対応した事も有るようですが(というのは、映画館で買った監督のお母さまが書いた本を読み、分かりました)、お母さんがタフで明るいのです。

数年前にご主人を愚かな酔っ払い運転ドライバーによる貰い事故で亡くされるという不幸を経験しておられると知ると、なおさら、その明るさに驚きます。

特別支援学校の途中からちづるさんが不登校、引きこもり気味となり、こだわりのある彼女との生活は大変。時にはつかみ合いにもなるし、息子さんとの言い争いも映っています。

気丈なお母さんも、お父さんを亡くされて、本当はすごく辛いと言う場面も出て来ますが、一方で、バナナと名付けた子犬がやって来る下りなど、微笑ましい場面、たくまざるユーモアで笑わせてくれる場面もありました。

お兄ちゃんである監督は、シンショーと言う障がい者をからかいや差別する言葉が流行った時に、自分には障がいのある妹がいる事実を封印してしまったと言います。

偶然にも、赤崎さんは一浪して大学に入り、今春卒業と我が家の長男と全く同じ学年、しかもエリアは違いますが、同じ市内ですから、嫌な流行語、中学生の長男も言っていました。

ちづるさんは早生まれなので、学年は一つ上ですが、こちらは二男と同じ平成二年生まれ。なので、硬貨の鋳造年の平成二年にこだわって並べたりもします。

自閉症と言うなかなかに困難な障がいを抱える家族の日常を描くと共に、自分の妹の障がいと向き合えるようになった兄の成長をも描いた作品です。

だから、重たい内容でもあるけれど、爽やかな後味でした。



鑑賞後、有隣堂でかわいらしいクリスマス絵はがき(たまたま業者さんが納入チェック中で、感じ良かったから即買い!)に見本になりそうな喪中ハガキ、加えて鳥瞰図の地理本にかっさプレート付のムックと買い物しまくり! ポイントで稼いだ手持ちの図書カード三千円余りでは不足しました(笑)。

その上に、時間取り過ぎでお目当てのお手頃ビストロのランチ終了だし、次候補の店は臨時休業で昼ご飯食べ損ないました(泣)。

ま、食べない分、図書カードの不足分の埋め合わせ出来たって解釈しますかな〜。f^_^;



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海洋天堂見ました。

友人たちとシネマ・ジャック&ベティで「海洋天堂」を見ました。

アクションスターのジェット・リーが脚本を読んで感動、ノーギャラで出演している作品で、末期癌に冒された父親が一人残される自閉症の息子のために行動すると言うストーリー、音楽は久石譲さんが担当、と言う位の予備知識でしたが、ジェット・リー演じる王さんの勤め先が水族館と言うのにびっくり。

昨日水族館でアシカとイルカのショーを見たばかりなので、同じような場面を連日見る事になり、偶然性に驚きました。

知的障がいが有り、言葉はオウム返しが多く、独特の秩序立った生活を重んじ、時にはパニックに陥る息子の大福(ターフー)を俳優さんが実にリアルに演じていました。

大福は泳ぎが得意で、お客様のいない時間、ウミガメや魚の泳ぐ水槽を彼自身が魚のように泳ぐ…………それが、ラストの涙無くしては見られないシーンに繋がる伏線になります。

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映画【ぼくはうみがみたくなりました】を見て、目の保養 (^^ゞ

 今日は恵比寿の東京都写真美術館で上映中の映画「ぼくはうみがみたくなりました」の鑑賞であります。

 自閉症のお子さんを持つ脚本家の山下さんが書いた小説を、有志の出資金をもとに作られた作品であります(貧者の一灯捧げましたです)。

 ストーリーを滅茶苦茶簡単に言うと、大塚ちひろさん演じる明日美という看護学校に通う女性が、ひょんな事から自閉症の青年、じゅんくんを黄色い車に乗せてドライブをする事になるのですが、自閉症の事を全く知らない明日美はじゅんくんの奇態に対して、最初は「?」状態。ところが、途中で乗り合わせた老夫婦との会話から、だんだんに理解を深め、それと共にじゅん君のありのままを受け止めるようになって行くという内容なのです。

 そこにじゅんくんの家族、弟のガールフレンドとその家族なども絡めて、当事者、保護者、支援者、行きずりの人など、様々な立場の人の反応を描いて、コマーシャリズムに乗らない作品ですが、なかなかよく出来た作品だったと思います。続きを読む

映画 あぶあぶあの奇跡

 今日は友人のお誘いで新橋ヤクルトホールで本日のみ上映の「あぶあぶあの奇跡」というドキュメンタリー映画を見ました。

 神戸の養護学校を卒業した青年たち、自閉症とダウン症のひとびとがひがしのさんというよき指導者を得て、各々のテンポで、一生懸命練習し、合奏し、さらにミュージカルチームも出来て、日本のみならず、海外でも感動を呼んだ「あぶあぶあ」という楽団の創設時のフィルムに、12年がかりで監督さんが撮ったものを積み重ねて作った映画であります。

 あぶあぶあの中心メンバーの親御さんたちは既に70代から80代。亡くなられた方もおられ、また、音楽の練習の音が外に漏れるのをガマンしてくれている地元の人や支援してくれる人のためにと年に一度、ちょうど今の時期くらいに商売も出来そうなくらいの大量のいかなごの釘煮(私も神戸出身の友人のお母さまが煮たものを何度かいただきましたが、神戸の季節の風物詩のひとつです)を作って送ったり配ったり、お子さんのためにものすごく一生懸命です。

 今は障がいに対する理解もだいぶん広まったけれど、あぶあぶあのメインメンバーの子ども時代は「砂場で砂を掛けられた」などのいじめもあり、養護学校卒業後の余暇もさほどない中、「私はあなた達は勉強が苦手なだけで、障がいがあるなんて思っていないよ」「彼らの友だちです」と言う指導者を得て、ドンドン成長していく様子が描かれていて、じわ〜っと来ました。

 ひがしのさんは現在療養中、まだこの映画をご覧になっておられないそうです。大手配給の映画ではないために、制作会社の方や監督さん、さらに映画の中でチャーミングな笑顔を見せてくれた当事者さん、釘煮を作られるお母さまのご挨拶もありました。

 大手配給の映画も大好きですが、こういう記録映画も大好き!



あぶあぶあからの風 ダウン症・自閉症などの知的障がいをもつ青年たちの楽団&ミュージカル27年の軌跡 [本]
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