市民図書で借りていた文庫版、ようやく読了しました。

  派手なストーリー展開があるわけではなく、淡々と風景が描かれていたり、親交のあった詩人の逸話が語られていたり、という万人受けする内容ではなく、読み始めたら止まらない!と言うタイプではないので、ちびちびと読み進みましたが、雨の季節の読書には合う本だと思います。

  目の前に風景がありありと浮かぶような表現力、ワンセンテンスが長いのに、明瞭に伝わる力は流石に文章のプロならでは。

  誰かさんのぐーたら長く、しばしば脱線、着地点がズレまくりとは大違い。f^_^;
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