会場は目黒パーシモンホール、柿木坂(柿=パーシモン)にあるゆえのネーミングのようですが、最寄りの都立大学駅から近い割に緑豊かで美しいホールでした。
お付き合いいただいたのは義姉。以前このホールに来た事があるからと案内して貰えました。
敷地内にはシェ・松尾の店もありますが、もっとカジュアルなカフェは福祉系、特定非営利活動法人 目黒障害者就労支援センターと言う事業者が運営しているグリーンカフェ八雲に入りました。
なかなかおしゃれな雰囲気で、テラス席もあり、今日はコンサートがある事もあるのかも知れませんが、かなり賑わっていました。お値段もそこそこなので、収益性も高そうに思われました。
さて、コンサートですが、JCAAと言う団体、日本作編曲家協会主催で、アニメ、ゲド戦記の音楽に携わった寺嶋民哉さんがメインで、演奏会、歌手多数出演のプロ・ミュージシャン集団らしいコンサートでした。
映画音楽がテーマなので、寺嶋さんが小さい頃に繰り返し聴いて思い入れが強いと言うベン・ハーの愛のテーマを皮切りに、ディズニーあり、ジブリあり、リチャード・ロジャースあり、宇宙戦艦ヤマトありで、歌い手さんもソロの男女やアカペラ女性4人組あり、ベテランから高校二年生まで幅広いのでした。
若くても、いわゆるアイドル系ではないので、歌唱力しっかりしていました。
決して派手なコンサートではないので、呼び物として、花より男子の作曲家が出たり、ゲド戦記で歌った手しま葵さんが出たりしました。(手しまさんの「しま」が携帯の辞書に無いです→手嶌葵さんですわ〜)
手嶌葵さん、二男と同い年ですが、背の高い方のようです。他の歌い手さんたちが暗唱する中、彼女だけは譜面立てを置き、物語を語るように歌っていました。
うつむき加減で、聞いてはいましたが、かなりシャイな方のようで、異色の歌手と言えそうです。
司会進行アシスタントのシンガーソングライターの藤田麻衣子さんと言う方は地声はガサガサなのに歌うとすごく伸びて声量があり、母が昔、地声のきれいな人って歌はうまくないと言っていたのを思い出しました。
ハルダンゲルヴァイオリンと言う楽器も初めて知りました。なんとも鄙びた音色のする民族楽器で、形はヴァイオリンですが、弦の本数が違い、構造も共鳴板が前面についていると説明があったと記憶しています。
音響も良く、盛りだくさんで楽しいコンサートでした。
結論に達するのがすこぶる遅くなりましたが、チケットのお値段を見た結果がタイトルになりました。
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